ふじみ野周辺おすすめスポット情報

  • 入場料:無料
    駐車場:あり
    開館時間:9:00~16:30
    休館日:月曜日・国民の祝日、年末年始

三芳町の町立歴史民俗資料館です。大きな馬型埴輪が入り口の目印です。

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内部は撮影禁止のため、あまり詳しくは書けないのが残念・・

遺跡地図と発掘された土器類、昔の農具類などが並んでいました。
時代に沿って人々がどんな暮らしをしていたのかがよく分かる展示です。

必見なのは伝統芸能の竹間沢車人形の展示。

大きな人形をロクロ車と呼ばれる箱車に乗って1人で動かすというとても高度な職人技です。
(それ以前はひとつの人形は3人で動かす必要がありました。1人でできるって画期的!)
現存するのは日本でもここ三芳町と、東京都八王子市、東京都奥多摩町の3箇所だけだそうで
この車人形で仕様される頭や手足など、内部の仕組みが分かるように説明されているのがとても面白かったです。

毎年10月には資料館まつりが開催されるのですが、
藤久保お囃子の披露、民具や昔のあそび体験ができたり、紙芝居のほか、こちらの貴重な竹間沢車人形の上演もあるそうです。
展示鑑賞するだけでは分からない人形の動きや物語に触れられる時間ですね。

資料館の同敷地内に茅葺屋根の「旧池上家住宅」があります。

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江戸時代末期から明治時代の始め頃に建てられたと推定されています。
こちらは撮影OKです!

つるべのついた立派な井戸です。

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家の裏にはポンプ式の新しい井戸もありました。

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広い土間ですね。囲炉裏が二箇所。

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取材日は雪がちらつくとても寒い日だったのですが
ひとつの囲炉裏には火が入っていて、じんわり暖かかったです。

台所のかまどと囲炉裏。

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昔は火を起こす場所がたくさんあって大変でしたね。
薪置き場もとても大きいものが用意されていました。

神棚の間から奥の部屋まで。部屋数も多いです。

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中央には全出入口にカギをかけられるセキュリティ万全の部屋があり「御嶽の間」と呼ばれていたようです。

隣の蔵では三芳町の伝統産業を紹介していました。
こちらは藍染と機織。

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それと三芳といえば川越いも=サツマイモですね。

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昔はこの左側にあるような釜で焼いていたようです。
三芳町は雑木林が多く、堆肥に必要な落ち葉が豊富なため、
昔からさつまいも作りに適した場所で栽培するのが難しい幻のイモといわれる紅赤(ベニアカ)の生産も行われています。
「栗よりうまい十三里」と謳われたほどの甘さとおいしさを備えたサツマイモは現在でも大人気です。

(2015/01/21取材)


アクセス:
東武東上線「みずほ台」駅より徒歩25分
西武バス(東武東上線「志木駅」南口-西武新宿線・池袋線「所沢駅」東口)
「跡見女子大前」下車 徒歩20分
関越自動車道「所沢インターチェンジ」から車で10分