ふじみ野周辺おすすめスポット情報

  • <難波田城資料館・古民家>
    休館日: 月曜日(祝日を除く)
    祝日の翌日(土曜・日曜、祝日を除く)、年末年始
    開館時間: 午前9時~午後5時
    入館料: 無料

    <難波田城公園>
    休園日: なし
    開園時間 午前9時 ~ 午後6時(4月1日~9月30日)/午前9時 ~ 午後5時(10月1日~3月31日)  
    入園料: 無料

    駐車場:50台あり

難波田城公園は、敷地面積約17000平方メートルの歴史公園で貴重な文化遺産を保存し活用することを目的に
その一部を整備し、平成12年6月にオープンしました。(富士見市公式HPより引用)

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城跡ゾーンは周囲の曲輪と堀の一部などを復元した公園になっています。
本城があったところは今は住宅地になっており、本城門という入り口と記念碑だけが建てられています。

本城跡

「難波田氏館跡」と書いてありますね。
確かに城というよりも館といった方がこの場所に合っているように感じます。
隣にある石碑は城主・難波田氏のお墓のようです。

蓮

園内にある水堀には蓮がたくさん植えられており、花の咲く7月ごろにはとても美しい光景が観られます。
とても手入れが行き届いていて水もキレイなので鯉や小さな魚も気持ちよさそうに泳いでいました。

資料館では難波田城とその周辺の歴史を感じることができます。

資料館

模型

上の写真は難波田城の復元模型。
難波田城は荒川や新河岸川で運ばれた土砂によって作られた自然堤防の上に築かれた平城です。
3つの水堀があって、曲輪も複雑、とても攻めにくそうです。

当時はとても水が豊富で、その故に洪水も多かったみたいで
資料館近くの古民家には天井にくくりつけて保管するような緊急避難用の船なども残っていました。

「水塚」という盛土された丘も水害が多かった時代の名残です。

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この塚の上に土蔵を建てて、非常時の避難場所としたり財産を守ったのだとか。

古民家ゾーンには富士見市にあった古民家と門が移築・復元されています。
明治初期に建てられた農家のお宅だそうですが、どれも規模が大きく格式高い家であることが分かります。

なんばった2

古民家ゾーン側の西門から入って右に進むと難波田城イメージキャラクター「なんばった」が出迎えてくれます。
周囲に本物のバッタがいる時もあります。後ろに見えるのは旧金子家住宅。

昔おもちゃ

納屋の前には昔のおもちゃがずらりと並んでいます。
竹馬、竹ぽっくり、はねつき、フラフープ、けんだま、ベーゴマ、輪投げ、
だるまおとし、めんこ、お手玉、おはじき、竹とんぼ・・など、
書き出すのが大変なほどたくさんの種類が置かれていて自由に遊べるようになっているコーナーです。

週末には市民学芸員の方々がいらっしゃって、その昔ながらの遊び方をしっかり教えてくれます。
竹馬のコツとか、ベーゴマの巻き方投げ方など本当に丁寧に、そして何でも上手!

訪れた際の一番人気ははねつきでした。
のんびりと、でも相手によっては割とハードな遊びは男女ともに楽しめます。
小さい子から大人まで楽しめるこの場所、
おじいちゃんおばあちゃんとお孫さんの組み合わせも多かったのが印象に残っています。
こうやって遊びが伝承されていくんでしょうね。

旧金子家住宅に入るとまず出迎えてくれるのは広い土間とこの囲炉裏。
大きくて立派なお魚が少し笑みを浮かべているようにも見えて、囲炉裏を囲んだ団欒も楽しそう。
奥には大きなかまどもあります。

いろり

「ちょこっと体験」というイベントを週末・休日に開催しています。
はたおりやいろり体験、脱穀体験など、季節に合わせた体験ができるのもいいところですね。

大澤家

こちらは旧大澤家住宅。風格のある見事な造りです。
奥の書院にある欄間や障子のデザインが凝っていて日が差し込んでいる光景がとても美しいです。
その先には手入れの行き届いた庭も見えますね。

書院

お風呂

五右衛門風呂もあります。なんと入浴体験イベントもあるようです!

部屋のひとつに女中部屋があるのですが、
お嫁に行くときにこちらの出身だと株が上がるくらいのブランド力だったそうで
当時、この大澤家の女中さんになりたい方がたくさんおられたんだとか。
それだけの名主ぶりを感じさせるお屋敷です。

夏には古民家宿泊体験(小学生対象)が企画されているので要チェックです。

その他、穀蔵や文庫蔵も復元されていてその中は資料館のようになっていたりします。
ひとつひとつ鑑賞したり、屋敷の縁側や座敷でくつろいでみたり、庭を歩いてみたりするだけでも
ふじみ野の古きよき時代をゆったり楽しむことができますよ。

(2014/10/17取材)

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3月半ばには梅が咲いていました。旧鈴木家表門前の風景です。

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剪定したてなんですかね。
もうちょっと木が大きくなったら迫力がありそうです。

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旧大澤家住宅、旧金子家住宅ではひな人形の展示がされていました。

毎年2月末から4月初めまでの企画だそうです。

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最上段には豪華な神殿の中に飾られたお雛様、御殿飾りというそうです。

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江戸時代末期から昭和30年代に流行したものだとか。
組み立てがとても複雑なので、現在はほとんど販売されていない貴重なものです。

春の訪れを感じる難波田城でした。桜が咲いたらまた違った華やかな雰囲気になりそうです。

(2015/3/12取材)

 


アクセス:
志木駅東口から東武バス・富士見高校行き「興禅寺入口」下車徒歩3分、または下南畑行き終点下車徒歩10分
鶴瀬駅東口から市内循環バス「難波田城公園」下車、または 「興禅寺」下車徒歩7分