ふじみ野周辺おすすめスポット情報
- 駐車場:あり
蓮光寺は室町時代に創建された曹洞宗の禅寺です。
新河岸川から見えるのが立派な木造の山門、左側から入る入り口にあるのが朱門、総門と呼ばれています。
川を挟んだ向かい側にある権現山付近で鷹狩りをしていた徳川家康は、この地で一服したと伝えられています。
河川改修前は山門が川に面していて、川から入れる形のお寺だったそうです。
今は土手沿いは桜並木になっていて春には抜群のお花見スポットです。
鐘楼も木造でステキな作りです。
山門の右側には仏教における四天王の1人、持国天王の像がありました。
剣を振りかざして威嚇しているんですね。
左側には増長天王像が睨みをきかせています。
こちらが手に持っているのは戟(げき)という武器です。
山門をくぐると目に入ってくるのは大きく立派な本堂。
そしてふと横を見るとズラリと並ぶお地蔵さん。1、2、3、4・・12体も!
よくよく見ると、これ干支を表したお地蔵さんなんですね。
今年の干支、馬バージョンはこれ。
来年は未(ひつじ)年です。
干支地蔵の向かい側にはお掃除しているお地蔵様もいらっしゃいました。
よく見るとマフラー巻いてるような?冬仕様でしょうか。
首をかしげていてなんとも愛嬌のあるお顔です。
ひっそりと稲荷神社もありました。
こちらのキツネさんも四天王に負けないくらいの眼力がありますね。
本堂の裏手には見事な竹林もあり、心がキレイに洗われる気分でした。
禅寺ということで座禅体験などもできるようですので、散策がてら試してみてもいいかもしれませんね。
(2014/11/04取材)
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8月、再度取材に伺いました。
境内はすっかり夏の装いで、寺の名前にも入っている「蓮」が花をつけていました。
時間帯が昼頃だったのでつぼみになってしまいましたが・・
朝~午前中には大きな花を咲かせているはずです。
お庭にも立派な蓮を植えた鉢が置かれています。
枯山水の庭内に水をたたえた鉢に生い茂る蓮、不思議な感じですが美しいですね。
お掃除小僧も麦わら帽子をかぶってすっかり夏仕様。
こちらが目当ての総門。
川越市の有形文化財(建造物)に指定されています。
江戸時代後期の職人によって造立されたこの門は
大きな部材を使ってダイナミックな彫刻を施してあるのが特徴で
特に梁の中央部にある太瓶束は高度な技術を要する素晴らしいものだそうです。
川越市内の門の中でも一級品で貴重なのだとか。
山門が豪華なのと、総門があるのが住宅街側なのでつい通り過ぎてしまいがちですが、
この職人技は必見ですよ。
(2015/08/04取材)
- アクセス:
- 上福岡駅から徒歩24分
南古谷駅から川越シャトル43系統「古市場東」バス停徒歩3分