ふじみ野周辺おすすめスポット情報

  • 開館時間: 9:00~16:30
    休館日: 年末年始(12月29日から1月3日)
    入館料: 無料
    駐車場: あり

    入間東部地区消防組合消防本部の建物内にある、防災について学べる施設です。

入り口が少し分かりにくいですが、正面向かって右端に消防本部とも共通の玄関があります。

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入ってまず目に付くのが「たいけん119番通報」というシミュレーションコーナーです。
火災・救急・交通事故、それぞれの119番通報を試すことができます。

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「火事やけが人・病人をみかけたら119番」というのは知っていても、実際にかけたことのある人は少ないのではないでしょうか。

・どんなことを聞かれるのか
・その時にどんな風に答えたらいいのか

一度シミュレーションしておくと安心ですよね。
ここでは携帯電話バージョンと、家電話バージョンが用意されています。
※あんまり大きな声で話すと機械が反応しないことがあるようです。冷静に控えめにはっきりと・・

さて、奥に見えるのは展示コーナーです。

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本物の消防機材が展示されています。

救急現場で使われるAEDや吸引機、交通事故や火災での資材除去などに活躍する大型カッターやスプレッター、
煙の中での救助に欠かせない空気呼吸器、ヘルメット、ホースの筒先などはかなり使用感もあり、現場の緊張が伝わってくるかのようです。

消防服(防火衣)とヘルメットを試着することもできます。子ども用サイズもありますし、写真撮影もOK!

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分厚い生地ですが思ったよりもやわらかい素材でした。
燃えにくいのももちろんですが、動きやすいことや内側(体側)に熱が伝わりにくいのが特徴で、
特殊な生地を使って作られているんだとか。

今はズボンもあって上下の防火衣に変わりましたが、以前はこの防火衣に長い長靴を履いていたそうです。
着衣だけで10kgほど、空気呼吸器などの装備をつけて全部で20kgくらいの重さだそう。
現場で走っている消防士さんは凄いですね。

こちら、試乗できる消防車も人気です。

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消防車の運転席や助手席に座って消防無線を聴いたり、各種ライトをつける操作ができます。
やっぱり赤色回転灯をつけるとちょっとワクワクしてくるものです。
消防士の格好で乗り込んで操作する姿を写真に撮ってあげたら、お子さん達も喜びそうですね。

次に初期消火体験コーナー。
私達一般人にもできる消火活動のひとつ、消火器の使い方を丁寧に教えていただけます。

・・・そうこうしている内に、スクリーン上に火災が発生?!

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さぁ、消火チャレンジです。
ピンをはずし、ノズルを火元に向けてレバーを握ります。
炎の部分でなく、火の出ている”元”の部分に当てて消火していきますよー。

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当てる場所を間違えてしまうと、どんどん火の勢いが増し、消火剤の残量が足りなくなり・・消火失敗→火事になります。
(その時に流れてくる消防車のサイレンの音でショック倍増↓↓)

消火器の中身は10~20秒で使い切ってしまうので、無駄遣いせずピンポイントに狙って火元に当てることが大事だそうです。
とはいえ、天井まで届くように燃え盛っている場合は消火器では危険なのでその場を離れるようにしましょうね。

防災シアタールームでは入間東部地区消防組合のPRビデオを見せていただきました。
この消防本部の建物と職員の方々が出演されているビデオでとても迫力もあり格好良かったです。

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119番も今はコンピュータ管理されていて、電話中に内容と場所を入力した時点で出動部隊が自動編成→指令が出され、
各消防署・分署で迅速に出場準備に入ることができるんだとか。

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出動した消防車からも現場へのナビゲーションや他部隊の動きなどが見られるようになっているそうで、
組織としての力もパワーアップしているようです。

ここに住まう者としてとても心強い気持ちになれた体験でした。

様々なコーナーがありますが、一番のオススメは館内スタッフの方々にお話を聞くことです。
消防のことなら何でも答えていただけますよ。

館外では消防署内に待機している各種消防車や訓練の様子を観ることもできます。
時間帯によっては消防車の中を見せていただけることもあるそうなので、是非足を運んでみてくださいね。

(2014/10/01 取材)


アクセス:
東武東上線ふじみ野駅から徒歩20分
東武バス ふじみ野駅西口発 大井循環・イオン循環 大井総合支所下車徒歩1分