ふじみ野周辺おすすめスポット情報

  • 駐車場:あり
    入場料:無料

「富の地蔵さま」として親しまれている地蔵堂です。

ふじみ野から三芳に向けて地蔵街道と呼ばれる緑の多い通りがあるのですが、
それはこの「木ノ宮地蔵堂」につづく道のこと。

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坂上田村麻呂がこの武蔵野で道に迷っていたところを地蔵菩薩に助けられ、
その加護に感謝して地蔵堂を建立した、という由来が看板に書かれています。
となると、三富開拓よりも前の時代からここにあったことになりますね。

この坂上田村麻呂という方、平安時代の武将で京都から遠い地の東北まで蝦夷討伐に出かけています。
その討伐の時にも地蔵菩薩と毘沙門天が姿を変えて現れて味方してくれたんだとか。

お地蔵様といえば子守や子授けのイメージですが、
平安時代頃にはもっといろんな意味合いがあったのかもしれません。

こちらが地蔵堂です。

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最近改装されたとのことで色鮮やかでした。

柱に思わず目が留まります。

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正面を向いているのは狛犬でしょうか。
横を向いているのは象?

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なんともいえない目をしています・・

 

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ここの富の地蔵さまはちょっとやんちゃだったようで、
夜になるとこっそりお堂を抜け出して、村々に現れたそうなんです。
好奇心旺盛なのか、上富・中富・下富よりももっと遠くの村まで出没する始末で、悪い噂が絶えず・・
結局鉄の鎖で縛られてしまったという話です。

本堂の中をこっそり覗いてみました。

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今は木造の地蔵菩薩が安置されているとのことですが、それが富の地蔵さま?
この金の扉の中にいらっしゃる?閉じ込められている?のでしょうか。

天井には江戸時代に描かれたとされる107枚の植物画が飾られています。
隙間から見えるのはこの範囲ですが、107枚!壮大ですよね。
縁日の日に拝見できるようです。

本堂から離れて・・「奥之院」です。

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この奥之院にいらっしゃる石の地蔵尊は江戸時代初期に作られたものだそうで
三芳町の町指定文化財になっています。

日本にサツマイモを広めた青木昆陽を讃えて建てられた「甘藷の碑」です。

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縦長のサツマイモっぽい形をしています。
種芋で簡単に増やすことができ、狭い畑でもたくさん取れるサツマイモ、
虫害や飢饉に苦しんでいた農民にとってはまさに救世主だったのでしょうね。

「三富開拓地割遺跡」の碑です。

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何か具体的な遺跡があるわけでなく、
整然と区画割されているところが「地割」であり「旧跡」ということのようで
埼玉県指定文化財として指定されています。
航空写真などでみると、短冊側に綺麗に地割された畑々を見ることができます。

山車の保管庫がありました。

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山車には三富開拓を指揮した藩主柳沢吉保の人形が乗っていて、
全体に三富開拓の様子が彫られています。

4月23日・24、8月23日・24日はここ木ノ宮地蔵堂の縁日で、出店が並び大勢の人が参拝に訪れます。
ここの山車と上富囃子の囃子奉納もあって、祭りを盛り上げてくれるそうです。

縁日限定で子授け・安産祈願のお札もいただけるのですが、
地蔵堂の右側でお札をもらうと男、左側でもらうと女の子が生まれるという言い伝えがあるとか。

富の地蔵さま、いつまでもこの地が豊かで繁栄していくよう見守っているのでしょうね。

(2015/1/26取材)


アクセス:
ふじみ野駅・鶴瀬駅からライフバス(6-A番線)木ノ宮下車